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<2024年最新>近鉄の観光特急「青の交響曲」を徹底解説!車内の様子や運行区間、様々な設備も紹介!

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uwema

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三度の飯よりも旅行。

乗り鉄/音鉄/座席鉄。

大阪市消防局認定の応急手当普及員です。

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about青の交響曲

青の交響曲

青の交響曲

青の交響曲は、関西2府3県に路線網を持つ私鉄の帝王、近畿日本鉄道近鉄)が運行する観光特急です。この特急は近鉄有数のターミナル、大阪阿部野橋駅と、桜で有名な奈良県吉野駅の間で運行されます。

観光特急という性格上、すべての座席が上級座席の「DXシート」であり、軽食を楽しめるラウンジも設置されています。

今回は、通勤型車両を改造するなど、他の近鉄特急と若干属性が異なる青の交響曲を、沢山の写真で紹介していきます。

青の交響曲の運行区間・停車駅

青の交響曲の運行区間・停車駅

運行区間

近鉄特急の中では「吉野特急」に分類されます。

停車駅

青の交響曲の停車駅

停車駅は通常の特急と同じです。一部の特急が停車する古市駅には、時間帯の都合上停車しません。

車両編成・座席の種類

車両編成

青の交響曲の車両編成

青の交響曲の車両編成

座席の種類

全車指定席かつ、一般的な特急車両よりも座席のグレードが高い特別車両(DXシート)となっているため、乗車する際は以下の3つのチケットが必要です。

  1. 乗車区間の乗車券
  2. 乗車区間特急券
  3. 乗車区間の特別車両券

2と3のチケットは一体となって販売されますので、チケット自体は2枚で済みます。

通常の特急料金に加えて追加料金が必要ということだけ知っておきましょう。

近鉄特急の複雑怪奇な座席や料金体系は以下の記事で詳しく解説しています。

uwema-blog.com

青の交響曲の使用車両

青の交響曲の使用車両

16200系
通勤車両を改造して作られた「青の交響曲」専用車両です。
3両編成の車内は前席がDXシートで、中間の2号車にはカフェラウンジが設置されています。

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青の交響曲の車内紹介

1・3号車(デラックスシート)車内

車内全景

車内全景

車内全景

車内には2列+1列の3列で座席が並びます。

座席

特急青の交響曲の座席

座席

緑モケットの座席は通常の2列席や1人席のほか、向い合せ座席(2人・4人)や、固定テーブル有りの1人席も用意されています。座席自体の仕様はほとんど同じです。

ゆったりとした座り心地です。

コンセント

特急青の交響曲のコンセント

コンセント

コンセントも設置されています。

リクライニング

特急青の交響曲のリクライニング(奥:最大・手前:最小)

リクライニング(奥:最大・手前:最小)

特急青の交響曲のリクライニングボタン

リクライニングボタン

リクライニングはボタンを押すことで作動します。

角度は一般的なもので、DXシートにしては物足りなさを感じます。

テーブル

背面テーブル

特急青の交響曲の背面テーブル

背面テーブル

特急青の交響曲の最前列の背面テーブル

最前列の背面テーブル

背面テーブルはそれなりのサイズで、コンセントも相まってパソコン作業も余裕でしょうが、観光特急で仕事をする要素はないと思うので食事などの用途でしょうか。

側面ミニテーブル

特急青の交響曲の側面テーブル

側面テーブル

側面テーブルも用意されています。ちょっとしたものを置いておけます。

テーブルは併用可能

特急青の交響曲のテーブルは併用可能

テーブルは併用可能

背面テーブルと側面テーブルは併用できます。

背面ポケット

特急青の交響曲の背面ポケット

背面ポケット

前席背面のポケットには雑誌や新聞などを入れておけます。

こうしたポケットには沿線情報などが書かれたリーフレットや車内サービスの案内が入っていることが常ですが、この列車の場合何も入っていませんでした。

フック

特急青の交響曲のフック

フック

お土産袋などを掛けておけるフックが設置されています。

アームレスト(肘掛け)

特急青の交響曲の肘掛け

肘掛け

肘掛けは可動式です。幅が広くて腕の乗りが良いです。

カーテン

特急青の交響曲のカーテン

カーテン

横からスライドさせるタイプのカーテンは重厚な生地で、模様も優雅です。

「あおによし」のカーテンもそうですが、こうした細かい部分までこだわるのがさすが近鉄といったところでしょう。

窓際

特急青の交響曲の窓際

窓際

窓際は金属などの素材が多いですが、列車の雰囲気に合う木目調の窓際です。

こちらもちょっとしたものを置いておけます。

 

写真に写っているものは記念乗車証で、ラウンジのカウンターで無料で入手できます。

 

特急青の交響曲の窓

窓は大きめのサイズですが、通勤型車両を改造したため少々窓の大きさに差異があったりします。

こうした点は改造型のデメリットですが、随所に残された通勤型時代の面影を探すのも、青の交響曲の楽しみ方の1つです。

特急青の交響曲の棚

座席上部の棚もゴージャスな色です。「上質な大人の旅」を演出しています。

座席番号

特急青の交響曲の座席番号

座席番号

全車指定席なので、座席番号と手元のチケットの番号をよく確認して着席しましょう。

2号車(カフェ)車内紹介

カフェラウンジ

ラウンジ

ラウンジ

3両編成の中間車両(2両目)には、カフェラウンジが設置されています。また、こちらで青の交響曲関連のグッズも販売されています。また、記念乗車証がこちらでGETできます。

特急青の交響曲のカフェ

カフェ

ソファが並び、落ち着いた空間となっています。

列車の中に居ることを忘れそうです。

メニューは季節ごとに変更される

メニューは季節ごとに変更される

メニューは逐次変更されます。写真は3月ごろのメニュー。味わいはさることながら、色鮮やかで見た目も美しいスイーツがいただけます。

様々な支払い方法が利用可能

様々な支払い方法が利用可能

支払い方法は、クレジットカードはもちろん、PayPayなどのQRコード決済にも対応しています。

車内販売でQRコード決済対応は珍しいですね。

ライブラリー

特急青の交響曲のライブラリー

ライブラリー

沿線に関連する書籍などが置かれています。乗車時間は最大でも1時間20分程度なので、読書にふけることは難しそうですが、気分転換には最適です。

特急青の交響曲のベンチ

ベンチ

もちろんベンチが設置。

青の交響曲のその他設備

青の交響曲にはFree Wi-Fiなし

車内でFree Wi-Fiは利用できません。

「しまかぜ」「あおによし」などの他の観光特急がWi-Fiを導入している中、この列車には一向に導入の気配がありません。

トイレ

青の交響曲のトイレ1
青の交響曲のトイレ2
トイレ

特急ですのでトイレが設置されています。バリアフリー対応トイレも設定されています。

洗面台(おしぼり)

特急青の交響曲の洗面台

洗面台

洗面台は清潔感あふれるものです。

特急青の交響曲で配布されるおしぼり(一人一つまで)

おしぼり(一人一つまで)

洗面台ではおしぼりがGETできます。

おしぼりは、一人一つがマナーです。

非常用設備

特急青の交響曲の非常用設備

非常用設備

車内通報装置が車両端部に設置されています。

青の交響曲のまとめ!

大阪阿部野橋駅にて

大阪阿部野橋駅にて

今回は大阪と飛鳥・吉野を結ぶ近畿日本鉄道の観光特急「青の交響曲」を紹介しました。下手に派手に着飾ることなく、コンセプトに合致した落ち着いた内装です。

通勤車両を改造した特急と紹介しましたが、改造前の車両はかなり前に導入された形式で、そのデザインの古臭さレトロさがむしろクラシカルな雰囲気とマッチしています。

奈良盆地南部・吉野への旅行にぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

参考文献

青の交響曲(シンフォニー) Blue Symphony|近畿日本鉄道(令和6年7月4日アクセス)

 

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