交通解説ブログ uwemaの日記 

<2024年最新>瀬戸内を走る特急しおかぜ・いしづち(8000系)の自由席車内を徹底解説!

目次

 

この記事を書いた人

uwema

uwema

三度の飯よりも旅行。

乗り鉄/音鉄/座席鉄。

大阪市消防局認定の応急手当普及員です。

ブログの他にも、YouTubeやXで交通機関の魅力を発信中。

 

説明はすっ飛ばして、早く車内の様子を見たい!という方はこちら

aboutしおかぜ号・いしづち号(8000系)

高松駅にて

しおかぜ号・いしづち号は、JR四国が運行する特急列車です。

しおかぜ号は岡山から瀬戸大橋を渡って四国に入り、愛媛県の松山を目指します。

いしづち号は、松山を目指すという点ではしおかぜ号と同じですが、スタート地点が本州ではなく、四国の高松です。

そんなしおかぜ号・いしづち号は合流点である途中の宇多津駅で分割併合を行うことで効率的に運行されています。(一部の列車は単独で運転されています。)

しおかぜ号・いしづち号が経由する「予讃線」は瀬戸内海に沿うように線路が敷かれており、途中きめ細やかに停車していき、様々な需要を獲得しています。

今回はしんなしおかぜ・いしづち兄弟と、8000系自由席をたくさんの写真で紹介します。

しおかぜ号・いしづち号の運行区間・停車駅

運行区間

しおかぜ号・いしづち号運行区間

しおかぜ号・いしづち号運行区間

タップすると拡大表示に切り替わります!

しおかぜ号の運行区間
 
いしづち号の運行区間

停車駅

しおかぜ号の停車駅
岡山・児島・宇多津・丸亀・多度津・(詫間)・(高瀬)・観音寺・川之江伊予三島新居浜伊予西条・壬生川・今治・(伊予北条)・松山
()内の駅には一部列車が停車
 
いしづち号の停車駅
高松・坂出・(宇多津)・丸亀・多度津・(詫間)・(高瀬)・観音寺・川之江伊予三島新居浜伊予西条・壬生川・今治・(伊予北条)・松山
()内の駅には一部列車が停車

しおかぜ号・いしづち号車両編成

の3種類の座席があります。

しかし、列車によってはグリーン車が設定されていなかったり、号車が異なったり、指定席が少なかったりと、ばらつきが大きいです。

そのため一律でこちらで紹介できませんので、JR四国の公式サイトや時刻表に頼ることをおすすめします。

以下のサイトを御覧ください。

www.jr-shikoku.co.jp

時刻表についても紹介しています!ぜひ御覧ください。

uwema-blog.com

しおかぜ号・いしづち号のの使用車両

いずれも国鉄民営化後に誕生した車両です。運行区間が全て電化されているため、電車特急となっています。

8000系は1992年に登場したJR四国で初めての電車特急車両です。

流線型
貫通型
8000系

8600系は2014年に投入された新世代の電車特急車両で、バリアフリー設備等も備わっています。

正面
側面
8600系

なお、旧世代の8000系に関しても順次改装工事が実施されています。今回は改装工事が施工されていない8000系の自由席を紹介します。

特急券チケットレスが便利!(案件ではありません)

JR四国ではJR西日本の予約サイト「e5489」や、スマートフォンアプリ「しこくスマートえきちゃん(略してスマえき)」等でチケットレス特急券を購入することが可能になっています。

特に「スマえき」では、PayPayによる決済も可能となっており、QRコード決済への対応が少ない鉄道業界の中では非常にありがたい存在です。

「スマえき」では、特急券の他にも、乗車券やフリーきっぷ等も購入可能です。「スマえき」限定のお得な企画切符も発売されていますので、ぜひご利用ください!

 

しこくスマートえきちゃん

しおかぜ号・いしづち号(8000系)のFree Wi-Fi

車内では座席の種類にかかわらずFree Wi-Fiが利用可能です。

しおかぜ号・いしづち号の車内紹介(8000系自由席)

注意
  • 今回紹介する写真は全て「8000系自由席」の画像です。列車によっては8600系で運行されます。実際に利用した際の内装や設備が異なる可能性に留意してください。
  • 8000系の指定席は内装が異なります。
  • また、撮影に際してはフリーパスを購入した上で自由席車両を利用しました。自由席車両は2席専有しなければ席の移動が可能ですので、画像にも異なる2つ以上の座席が写っていますがその点をご理解ください。

普通車(自由席)車内(8000系)

車内全景

8000系自由席車内全景

車内全景

在来線特急では一般的な2列+2列の座席配置です。

座席

8000系自由席座席

座席

JR初期世代の一般的な四国の座席です。気動車特急2000系普通車座席にも似ています。座り心地としては、適度なクッション性があり、実際に筆者も高松から松山まで乗り通しましたが、全く負担は感じませんでした。

コンセントなし

基本的に座席にコンセントは設置されていません。一部座席にはコンセントが有るとの情報もあるようです。

ちなみにリニューアル車両には窓側座席にコンセントが設置されているようです。

リクライニング

8000系自由席のリクライニング

リクライニング(手前:最大・奥:最小)

リクライニング角度は充分に満足できる水準です。

8000系自由席のリクライニングレバー

リクライニングレバー

作動方式はボタンではなくレバーです。

ベストポジションを見つけましょう!

テーブル

8000系自由席の背面テーブル

背面テーブル

全席に背面テーブルが設置されています。仕事をしたり、食事をしたり、活用方法は様々です。

8000系自由席のテーブルでは、パソコン作業も余裕

パソコン作業も可能

ノートパソコン(13インチ級)でギリギリのサイズですがパソコン作業も可能です。

8000系自由席の最前列のテーブル

最前列のテーブル

最前列は前に座席がないことから、壁に固定されたテーブルを使用します。

背面ポケット

8000系自由席の背面ポケット

背面ポケット

雑誌や新聞などを入れておけるポケットが設置されています。

アームレスト(肘掛け)

8000系自由席のアームレスト

アームレスト

中央のアームレストは可動式です。

跳ね上げることが可能です。

フットレスト(足置き)

8000系自由席のフットレスト(使用時)

フットレスト(使用時)

普通車にもフットレストが設置されています。もっとも、簡易的なフットレストで、土足で使用する面のみのフットレストです。

普通車にもフットレストが装備されている特急は少数派です。

カーテン

8000系自由席のカーテン

カーテン

カーテンは横にスライドさせるタイプです。

窓際

8000系自由席の窓際

窓際

窓際には特急券やペットボトル・缶などが置いておけます。

自由席ですから検札がありますので、すぐに特急券周遊きっぷを提示できるように置いておきましょう。

8000系自由席の窓

窓は標準的なサイズでしょう。充分景色が楽しめます。

8000系自由席の棚

座席上部の棚には少し大きめの荷物も置いておけます。

忘れ物に注意しましょう。

座席番号

8000系自由席の座席番号

座席番号

座席番号は棚の裏面に記載されています。自由席ですので関係はありません。

情報表示液晶

8000系自由席の情報表示液晶

情報表示液晶

停車駅などの情報を表示する液晶が客室両端に設置されています。

しおかぜ号・いしづち号のその他設備(8000系共通設備)

トイレ

8000系のトイレ

トイレ

もちろんトイレが備えられています。

多目的室

8000系の多目的室

多目的室

多目的室が設置されています。特別な事情があって利用したい場合は乗務員の方に相談してみましょう。

ごみ箱

8000系のごみ箱

ごみ箱

ごみはごみ箱に捨てましょう。

洗面台

8000系の洗面台

洗面台

洗面台は清潔感あふれるものです。

携帯電話通話スペース

8000系の携帯電話通話スペース

携帯電話通話スペース

携帯電話の通話に使用できる個室のようなものがデッキにそなえられています。

こういったスペースは全国各地の特急車両に見られますが、もちろん喫煙室の名残です。

8000系の携帯電話通話スペースの内部

内部には若干のスペースがある

しおかぜ号・いしづち号のまとめ!

高松駅にて

高松駅にて

今回はJR四国の特急「しおかぜ号・いしづち号」の8000系自由席を紹介しました。

新世代の8600系のほうがもちろん車内設備としては上になるわけですが、かといって8000系自由席が時代遅れだとはそこまで感じません(年季は多少感じますが)。8000系指定席は若干のグレードアップがなされていますので、そちらも気になるところです。

改修工事も進んでいますので、今後10年は現役ではないでしょうか。

機会があれば、ぜひご利用ください。

参考文献・権利・ポリシー

 

この記事で使用している画像・図表はすべて「uwemaの日記」によって独自に撮影・作成されたものです。

これらの画像・図表の著作権は「uwemaの日記」管理人に帰属します。

クリエイティブ・コモンズは「BY-ND」

ライセンスの内容を知りたい方はCC BY 4.0 Deed | 表示 4.0 国際 | Creative Commonsでご確認ください。

 

写真撮影に関しては鉄道会社の見解や社会通念上の常識、以下のポリシーを遵守しています。