懐かしいですね。かれこれ4年も前になります。
近年中学受験が人気らしいですが、ちょうど私の世代の少し前ぐらいからですかね。公立中学も良いとは思いますが、それは色々な事情があります。
受験勉強を始めたのは小学5年生のとき。当時通っていた塾の先生に勧められました。結局合格までに2~3個の塾を経ているので、恩師とかは思い浮かばないです。
ただ、率直に思うのは、「小学生が解く内容じゃない」ということです。
特定の教科だけレベルが高いだけでは意味がない。だから根本的に小学校と内容が異なるわけです。私は自ら志願して受験しましたが、親の意向で受験する子どもたちはどんな気持ちで課題に向き合ってるのでしょうか。
赤本を解いて、大きな参考書を解く。そんな生活が1年ほど続き、小学6年生の1月ごろに受験しました。
結果、第一志望に合格することができました。
中学受験するかしないか、それは小学生のお子様を持たれているご家庭には必ずと言っていいほど一度は考える問いでしょう。
多くの親御さんはお子さんの未来を思って受験を勧めていると思います。
しかし、時には考え直してもらいたいものです。人生では対照実験ができません。
どちらに進むほうが良いのか、本質的な意味では比較することなどできません。進学実績や校風、授業内容などのうわべで判断しても、いざ人間としてどちらが成長できるかはわからないのです。価値観も変化しますしね。
私も公立中学に入学すればどのような人生を歩んでいたかは想像できませんし、今より充実した人生になっていた可能性だってあります。
しかし確実に言えるのは、私は中学校で人として成長できたと自覚していますし、その結果に満足できているということです。
お子さんはどう考えていますか?
良い学校とは何でしょうか。周りからなんと言われようと、本人が「良い学校」といえば良い学校です。
小学校高学年ともなれば、自分の意見も率直に言えることでしょう。たまには立ち止まって、家族で話し合ってみるのも良いかもしれません。
子どものため、がいつしか親のため、になっていませんか?
以上、国立中学卒業生からでした。