目次
about16000系
最古参特急として
車齢を感じさせる走りと内装
更新工事が行われているものの、最新型の16600系などと比較してみると、座席の機能や乗り心地はやはり車齢が感じられます。
しかし費用対効果を考えてか、これ以上の更新が行われる見込みはなさそうです。
流行りに乗るおじさん
運行区間
16000系に乗る方法
16000系は汎用特急ですので、特に案内があるわけではありません。
新型車両の可能性もありますし、旧型車両の可能性もありますが、16000系を見分ける方法は予約のページに「車椅子座席」が表示されているか否かです。
しかしそれでも完璧には見分けることができません。
16000系の兄弟に当たる16010系も車いす対応設備が無いので、16010系に遭遇するかもしれません。
なるべく確率を上げることはできても、100%にはできないということです。
車両編成
2両編成と4両固定編成(2024ダイヤ改正で引退)が存在しています。
双方とも座席は普通車指定席のみです。
車内サービス
フリーWi-Fiはなし
Free Wi-Fiは使用できません。
車内紹介
外装
正面
レトロを感じさせる丸目玉に新塗装です。当初は見慣れなかったものの、次第に馴染んできました。
側面
内装
普通車車内
車内全景
2+2の4列で座席が並びます。
一昔前の座席といった感じです。
とはいっても、標準的な快適性は担保されています。
座席
赤系のモケットの座席です。
背もたれが小さめなところが旧世代感です。
最近の特急車両は軒並み背もたれが大きいので、差は歴然です。
リクライニング
リクライニングはレバーを操作することで作動し、座面も同調してスライドします。これにより、写真で見るとさほど倒れていないように見えても、実際は平均的に倒れる感覚が味わえます。
ですが最新型に比べれば倒れないのは事実です。
足元
新型には備え付けられているフットレストがなく、スッキリとした足元です。
座席の下には何やら機器があります。切れ込みが入っているものの、足を完全に伸ばすことができるかといえば疑問が残ります。
コンセント無し
コンセントは設置されていません。
テーブル
背面テーブルは装備されておらず、側面テーブルのみの設置です。
側面テーブルは肘掛けに内蔵されており、カバーを開いて引き出すことで展開が可能です。
背面ポケット
新聞・雑誌などが入りそうなポケットが前席背面に備え付けられています。
枕カバー
枕カバーは紙製です。
カーテン
横からスライドさせるタイプのカーテンが装備されています。
窓
窓は大きい、というか普通です。
新幹線を除けば特急は日本全国だいたいこれぐらいのサイズです。
窓際
窓際には切符や飲料などを置いておけます。
棚
座席上部の棚は一般的なものです。
座席番号
座席番号は棚の裏面に記載されています。
情報表示液晶
情報と言っても号車番号や禁煙表示のみですが、液晶が設置されています。
その他の設備
トイレ
特急ですのでトイレも設置されています。
洗面台・おしぼり
洗面台横のボックスで、近鉄特急伝統のおしぼり(一人一個)がゲットできます。
最後に
今回は、近鉄特急の古参車両である16000系を紹介しました。
やはり老朽化は感じるもので、細かな装備から快適性に関わる装備まで、ありとあらゆる項目で最新車両と差が出てしまっています。
徐々にではありますが引退の匂いも感じさせられる車両です。記録や乗車は早めのほうが良いかもしれません。
ぜひご乗車ください。