まさかのニュース
こんなニュースが入ってきました。
いやー、最近の東海道新幹線、素晴らしいですね。
一時期はJR西日本の精鋭、500系を追放したりとか、独自の文化や気風を持っているからか、どの列車に乗っても同じサービスを受けられることは良いことですが、バリエーションに欠ける、東北新幹線や山陽新幹線などと比較するとある意味面白みのない新幹線でした。
ビジネス客が大半を占める東海道新幹線ですから、致し方ない部分ではありましたが、近年は「S-work車両」「グリーン車モバイルオーダーサービス」などを導入し、最近はグリーン車の更に上をいく最上級座席の導入を検討していると報じられていました。
それこそが、この「個室」というわけなのでしょう。
個室の再来
個室自体は初めての設備ではなく、まだ100系が最新鋭だったバブル期にグリーン個室を備えた「ひかり」が闊歩していましたから、再来ということになるのでしょうが、いずれにしても良いニュースです。
設備としては専用のWi-Fiやいかにも快適そうな座席、独自の照明も設置されるそうです。
需要の多様化もあるかと思いますし、個室はプライバシーを重視する現代では最適解というのもあるでしょう。
料金が気になるところ
気になるのは料金ですが、高額になることは誰の目で見ても明らかです。料金は客層の差別化という作用もありますから、慎重に決定されることでしょう。
ですが現在の東京→新大阪のグリーン車利用では、運賃・料金込み、割引無しで19390円です。ほぼ2万円です。
ですからこれを超える料金になれば、実際に利用するのは一部の富裕層や大企業の幹部ら、機密情報を扱う人々ぐらいになりそうで、個人の観光需要などでは利用しにくいかもしれません。
そういった需要を理解してか、1列車につき2室のみの設置ということです。
個人的にはすぐにでも取材したいですね。導入予定のN700Sは、普通車・グリーン車共に記事にしていますから、個室も記事にしてコンプリートを狙いたいところです。
登場は2026年度とのこと。まだ先か…と思っていたら、2年後です。時が立つのは早いですね。
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