about東海道新幹線
世界初の高速鉄道
東海道新幹線は、世界初の高速鉄道として、1964年に東京~新大阪間に開業しました。
当時在来線(東海道本線)の線路容量が逼迫しており、早急に輸送力を増強する必要が有りました。そこで、東海道本線の新線を建設し、当時最新の技術である高速鉄道計画を盛り込むことになったのです。
計画に際しては、否定論・反対論も多く飛び交ったそうですが、いざ開業してみると、(東京~大阪の距離がいい感じだったので新幹線でも実用的であり、途中に名古屋があったことも幸いだったが)めっちゃ黒字を叩き出しました。
ちなみに、東海道新幹線の開業と時を同じくして国鉄は赤字転落しました。
特徴
東海道新幹線は、東海道メガロポリスを縦断し、ビジネス・観光需要をすべて取り込み、鉄道ならではの定時性と世界に誇る安全性で乗客を輸送する、まさに日本の鉄道といえばこれがまっさきに思い浮かぶ路線です。
今回は、そんな東海道新幹線に少しの区間ではありますが乗車しましたのでお伝えします。
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乗車記
朝早くに自由席特急券を購入します。
その後、新大阪駅に移動。
階段を登り、新幹線改札を通り抜けます。
自由席特急券なので、乗車する列車は選びたい放題です。
写真を撮りたいので、停車時間が長い「のぞみ294号(N700S系)」に乗車することにしました。
乗車した「N700S系」の解説記事も書いていますのでよろしければ。
新大阪駅で撮りまくった写真はこちらの記事で。
グリーン車には乗れないので、編成端っこの1号車に移動。のぞみ号の自由席は1~3号車で、なかなか少ないです。今年の冬は、全席指定席で運行するようです。
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座席に腰掛け、発車時間を待ちます。
発車時間になると、ブザーがなり、メロディを奏でながらホームドアが閉まり、静かに加速していきます。
しばらくすると、「タラララ~ララン タラララ~タランラン♪」というチャイムが流れます。
少し動画をお借りします。
今夏からJR東海保有の新幹線車両はすべてこの「会いにいこうチャイム」に切り替わりました。今までの「AMBITIOUSJAPAN!」が20年使用されていましたから、このチャイムも長期間使用されるのでしょうか。
原曲であるUAさんの「会いにいこう」を聞いたときは、これどうやってチャイムにするんだろうかと思ったのですが、意外な曲調のチャイムになりました。正直、聞き慣れないなと思ったのですが、今回改めて聞くとけっこう良いチャイムです。慣れの問題でした。
ぐんぐん加速しつつも、大都会大阪はなかなか途切れません。
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そして発車早々200km/hを超えていきます。
東京近郊だとこの速度はありえないでしょう。
しばらくすると車両基地が見えてきて、横を通過します。
大都会大阪がようやく途切れ、風景は田畑と工場に変化します。
その後、なにやら横から線路がせり上がって来ます。
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阪急京都本線です。
この並走には意味があります。
東海道新幹線の開業と同時に阪急京都本線のこの区間が高架化される事になり、なんと新幹線の線路を開業まで阪急電車が走っていたのです。
東海道新幹線はバラスト軌道といって、バラストと呼ばれる小石の上に線路が敷かれています。
故に、小石がきっちり付き固められるまでに時間がかかるので、高速走行するためには「走り込み」しないといけないわけです。
東海道新幹線は、その影響で開業後数年は最高時速が160km/hに制限されていましたが、この区間では阪急電車が走り込みしてくれたお陰で200km/hで走行できたそうです。
阪急線との併走区間を過ぎてもしばらく田園地帯が続きます。
そして工場でございます。
東海道本線が寄ってきます。
東海道本線とはこの先京都までご一緒します。
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京都もだいぶ近づいてきて、京都鉄道博物館が見えてきました。
半年以上前に訪れましたが、その時は屋上のデッキからN700Sを眺めていました。
今や、それに乗っているのですから感慨もひとしおです。
京都鉄道博物館を過ぎると、京都は秒読みです。
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京都駅ビルが見えてきます。
下の線路は近鉄京都線です。
そんなわけで到着です。
最後に
15分ほどの短い乗車時間でしたが、その分感動が凝縮された体験でした。
自分でお金を稼ぐ前は、新幹線に乗ることなどいとも容易いものかと思っていましたが、いざ自分で働き始めると、1駅間に乗車することすら難しくなりました。
小さな体験を大切にしつつ、これからも記事を書いていこうと思います。
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