目次
aboutN700S
以下の記事を御覧ください。
前回、普通車の座席を紹介しましたが、グリーン車に乗車する機会に恵まれましたので、グリーン車の紹介を別の記事でさせていただきます。
車両紹介
外装
グリーン車は8・9・10号車で、大きな四葉マークが目印です。
内装
車内全景
普通車は5列に座席が並びますが、グリーン車は4列の配置となっており、横幅が広いです。
また、座席の間隔も広くなっており、ゆったりと座ることができます。
座席紹介
座席
落ち着いた茶色のカラーリングです。
リクライニング
リクライニングは肘掛けに設置されたレバーを上下させることで作動します。
リクライニングは倒れるだけでなく、座席が沈み込む仕様になっているので、想像以上に傾きます。
ですが、沈み込むおかげでさほど後席の方にも迷惑はかけないでしょう。
テーブル
背面テーブルは手前に引き出すことができます。これは、グリーン車の座席間隔が広いゆえの設備です。
最前列は背面テーブルが異なる仕様になっています。
側面ミニテーブル
アームレストのカバーを開けると、中にミニテーブルが格納されています。
テーブルの併用
側面テーブルと背面テーブルを同時に展開しても、干渉しない作りになっています。
窓際テーブル
窓際にも、コーヒーなどを置いておけるテーブルが設置されています。
フットレスト
普通車にない設備の一つ、フットレストです。
その名の通り、フットがレストされるわけです。(つまり足置き)
東海道新幹線グリーン車のフットレストは2つの使い方が可能です。
1つ目は、そのまま土足を置く使い方です。
初期の段階では床のカーペットと同じ模様の面ですので、そのまま土足を置きましょう。
2つ目は、靴を脱いで使うタイプです。
素足面は初期の状態から下に展開することで使用できます。座席と同じ模様です。
個人的には素足面がおすすめです。開放感がたまりません。
また、フットレスト横のレバーを操作することで、フットレストを上下させることができます。
コンセント
コンセントが全席に設置されています。なお、N700S系に関しては普通車でも全席にコンセントが設置されています。
フリーWi-Fi
車内ではフリーWi-Fiが利用可能です。
1つ目は、「Shinkansen‐Free‐Wi-Fi」です。一般的な新幹線のフリーWi-Fiで、すべての号車で利用可能です。
2つ目は、「S-Wifi‐forBiz」です。7号車と8号車の乗客のみ利用できます。7号車は車内オフィスこと「S-work車両」で、8号車はグリーン車です。
S Wi-Fi for Bizの接続方法やパスワードは、背面テーブルに記載されています。
理論上の速度はS Wi-Fi for Bizのほうが早いと聞いていましたが、実際利用してみると両者はそれほど差異が有りませんでした。速度は接続数や走行区間、時間帯により変動するので、なんとも言えないところではありますが、7・8号車を選ぶと、2つのWi-Fiを使い分けることができますので、同じ料金を払うなら8号車が圧倒的におすすめです。
フック
カバンやレジ袋などを下げておけるフックが装備されています。また、窓際にもフックが装備されています。
カーテン
窓の上から無段階固定式のカーテンが引き出せます。
窓
窓は新幹線らしく小型です。普通車と変わり有りません。
座席番号
座席番号は棚の裏側に貼り付けられています。
読書灯
読書灯の高さは調節可能です。
肘掛け側面のボタンで点灯/消灯が可能です。
座席ヒーター
冬に重宝するシートヒーターが装備されています。
枕カバー
座席にどっしりとした枕は有りませんが、後頭部に接する部分は布が敷かれています。
棚
座席上部の棚は一般的なものです。
毛布
グリーン車を利用すると毛布の貸し出しサービスが受けられます。
無料雑誌
著作権の関係上写真は掲示しませんが、背面のポケットに無料の雑誌が挟まれています。持ち帰ることも可能です。雑誌は「Wedge」と「ひととき」です。
車内販売で有料にて発売(2023年10月31日をもって東海道新幹線の普通車車内販売は終了しました)の雑誌を無料で受け取ることができるわけです。
その他車内サービス
2023年11月1日から、東海道新幹線の車内サービスが大きく変わりました。前述の通り、普通車における車内販売が終了し、グリーン車においても、モバイルオーダーサービスを導入することになりました。
また、乗務員に訪ねたいことがあったら、サポートコールサービスを利用して席まで乗務員に来てもらうことが可能になりました。
詳細は、各関連会社公式HPを御覧ください。
その他の設備紹介
以下の記事を御覧ください。
最後に
N700S系は普通車の進化が著しいですが、グリーン車も負けていません。機能やサービス自体は前任者のN700Aとさほど変化は有りませんが、細かなデザインの変更なども相まって、現時点でのグリーン車の最高のかたちを提供していると言えるでしょう。
なかなかハードルが高いと思われがちなグリーン車ですが、企画乗車券の「ぷらっとこだま」を使うことによって、普通車から僅かな追加料金で乗車することができます。
グリーン車ならではのサービスも多いですので、ぜひ乗車してみてはいかがでしょうか。