目次
about伊勢志摩ライナー「デラックスシート」
近鉄特急の一員である「伊勢志摩ライナー」には3種類の座席が存在します。
- 普通車(レギュラー)
- デラックスシート(デラックスカー)
- サロンシート(サロンカー)
となっています。この記事では伊勢志摩ライナーの「デラックスシート」を中心に取り上げています。
デラックスシートはJRで言えばグリーン車に相当する座席で、その名の通り、普通車よりも設備が豪華なものになります。
しかし、普通車からの追加料金はJRのグリーン車に比べれば圧倒的に安く(距離にもよりますが数百円程度)、気軽に上級座席に乗車することが出来ちゃいます。
今回は、そんな「身近な上級座席」である伊勢志摩ライナーのデラックスシートを徹底解説していきます。
普通車(レギュラーシート)の詳細については以下の記事を御覧ください。
また、近鉄特急の複雑怪奇な料金体系についても解説していますのでよろしければ合わせて御覧ください。
車両編成
大阪・京都⇔伊勢志摩
デラックスカー:6号車
名古屋⇔伊勢志摩
デラックスカー:1号車
車内サービス
以下の記事を御覧ください。
車内紹介
外装
デラックスカーの外装は普通車とかわりありませんが、ドア付近にデラックスロゴが設置されています。
内装
デラックスカー車内
車内全景
2+1の計3列で座席が並びます。
車端部には真珠があしらわれたインテリアが飾られています。伊勢志摩は真珠の名産地です。
座席
普通車よりも恰幅の良い座席で、モケットの色も落ち着いています。2列席は、普通車の簡易的な仕切りではなく、きちんと大きめの肘掛けが装備されています。
リクライニング
座席はリクライニング可能で、操作は肘掛け側面のボタンで行なえます。
コンセント
肘掛けの側面にコンセントが設置されています。
テーブル
肘掛け内臓のミニテーブルが設置されています。
しかしながら、上位座席にも関わらず、背面テーブルが設置されておらず、パソコンの作業は難しいかもしれません。
普通車の記事でも書きましたが、観光特急の系統とはいえ、さすがにテーブルのサイズはもう少し欲しいので、ミニテーブルを拡張可能なものに変更したり、背面テーブルを新設したりといったような工夫は必要だと思われます。
背面ポケット
小物を入れておけるポケットが、前席の背面に設置されています。
フットレスト
フットレスト(足置き)も設置されています。普通車とは異なり、靴を脱いで使用できる面も備わっています。
カーテン
横からスライドするタイプのカーテンが装備されています。
棚
座席上部の棚は一般的なものです。忘れ物には注意しましょう。
座席番号
棚の裏面に座席番号が記載されています。
窓際
窓際にはちょっとしたものを置いておけます。
情報表示液晶
車両端部には停車駅やニュースなどを表示する液晶が設置されています。
その他の設備
以下の記事を御覧ください。
最後に
今回は近鉄23000系「伊勢志摩ライナー」のデラックスシートを紹介しました。
全体的な装備などは「アーバンライナー」のデラックスシートに近いものを感じます。
普通車は陽気な雰囲気のカラーリングでしたが、一転してデラックスカーはどこか和を感じるデザインとなっています。
長距離の利用にも最適ですし、追加料金もそれほど必要ありませんので、ぜひ乗車されてみてはいかがでしょうか。