※この記事は伊勢志摩ライナーの「レギュラーシート」を解説する記事となっております。
デラックスシート・サロン席・ツイン席の紹介は別の記事で行っておりますのでぜひご覧ください。
目次
about伊勢志摩ライナー
志摩スペイン村と共にデビュー
しまかぜの先輩として
運行区間
車両
使用車両
23000系
赤色の俗称「伊勢海老ライナー」と、黄色の編成、計2つのカラーリングが存在します。
設備に差異はありません。
車両編成
車両編成
6両編成
大阪・京都⇔伊勢志摩
普通車指定席(レギュラーシート):1~4号車
デラックスカー:6号車
サロンカー:5号車
名古屋⇔伊勢志摩
普通車指定席(レギュラーシート):3~6号車
デラックスカー:1号車
サロンカー:2号車
車内サービス
フリーWi-Fi
シーサイドカフェ(廃止)
シーサイドカフェ
運行開始当初は「シーサイドカフェ」なる軽食の販売所が設置されていました。
現在は廃止され、遺構が残っているのみです。
車内紹介
外装
正面
近鉄特急お得意の流線型のデザインが目を引きます。
既に登場から30年近く経過していますが、未だに褪せることのないデザインです。
側面
赤・黄色の編成で色の差異はあるものの、塗り分け方は同じです。伊勢志摩ライナーロゴもいい感じです。
行き先表示器
側面には幕タイプの行き先表示器が設置されています。
内装
普通車車内
車内全景
2+2の計4列で座席が並びます。
座席の座り心地は至って標準的で、しまかぜのような華やかさや高機能などは備えていないものの、むしろ標準的な座席のお陰で様々な運用に充当することが出来ます。
リクライニング
座席はリクライニング可能で、操作肘掛け側面のボタンで行なえます。
角度は普通です。特段感想を抱くことはありませんでした。
コンセント
座席の足元にコンセントが設置されています。
テーブル
肘掛け内臓のミニテーブルが設置されています。
しかしながら、背面テーブルが設置されておらず、パソコンの作業は難しいかもしれません。
観光特急の系統とはいえ、さすがにテーブルのサイズはもう少し欲しいので、ミニテーブルを拡張可能なものに変更したり、背面テーブルを新設したりといったような工夫は必要だと思われます。
車端部には浅いテーブルが設置されています。
背面ポケット
小物を入れておけるポケットが、前席の背面に設置されています。
アームレスト
2列席の中央にはアームレストが設置されています。折りたたみが可能です。
フットレスト
フットレスト(足置き)も設置されています。
カーテン
横からスライドするタイプのカーテンが装備されています。
棚
座席上部の棚は一般的なものです。忘れ物には注意しましょう。
座席番号
棚の裏面に座席番号が記載されています。
窓際
窓際にはちょっとしたものを置いておけます。
情報表示液晶・トイレランプ
車両端部には停車駅やニュースなどを表示する液晶及びトイレの使用状況がわかるランプが設置されています。
その他の設備
トイレ
トイレも、もちろん設置されています。
洗面台
間接照明がいい感じの洗面台が設置されています。近鉄特急伝統のおしぼり(一人一つまで)もここで獲得可能です。
喫煙室(2024年3月1日で廃止)
喫煙室が設置されていますが、昨今の社会環境を踏まえ、2024年3月1日で喫煙室は廃止となります。
伊勢志摩ライナーに限らず、近鉄のすべての特急車両で喫煙が不可能となり、私鉄では最後の喫煙室廃止となります。
全面展望デッキ
伊勢志摩ライナ―は車両両端で前面展望を楽しむことが可能です。
簡易的な椅子も設置されており、気分転換に最適です。
なお、客室と展望デッキの間には壁があり、客室から前面展望が見えるわけではないのでご注意ください。
最後に
今回は近鉄23000系「伊勢志摩ライナー」の普通車を中心に紹介しました。
近鉄特急(ほぼ)同期で言えば、「さくらライナー」や、「アーバンライナー」といったライナー系統の特急たちが該当します。
いずれの車両にも共通することは、流線型の先進的なデザインを取り入れ、従来の近鉄特急のイメージを塗り替えた立役者であることです。
それから数十年、同期はみんなリニューアル工事を受け、伊勢志摩ライナーも後輩を迎えるにあたって、2013年にリニューアルが施されました。
伊勢志摩ライナーが築いた個性派特急の道筋は、しっかりと「しまかぜ」に受け継がれています。
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