目次
aboutひだ
JR東海の看板列車
特急ひだは、JR東海が運行する特急列車です。
名古屋から高山本線を経由して高山・富山に向かう列車です。
高山本線の沿線は外国人に大人気の飛騨・高山郷があり、このひだ号にも外国人の方が多く利用されます。
そんなひだ号はJR東海発足後から当時最新鋭のキハ85系が投入され、知名度も非常に高く、「しなの号」「南紀号」と並び、JR東海を代表する特急列車となっています。
しなの号の車内も解説していますのでよろしければ御覧ください。
新型車両の導入
当時最新を誇ったキハ85系も、登場から30年近くが経過し、古さが目立つようになったころ、コンセントやフリーWi-Fi、最新のハイブリッド駆動方式を装備した令和最新版である「HC85系」が導入されました。
HC85系は圧倒的なスピードでキハ85系を置き換え、2024年現在、すべてのひだ号がHC85系で運行されています。
また、HC85系の勢いはとどまることを知らず、南紀号までもがHC85系で運行されるようになりました。
今回はそんなひだ号の詳細、そして新型車両であるHC85系の車内も徹底解説します。
運行区間
大阪・名古屋~高山・富山
1日1往復ではありますが、大阪発着のひだ号も運行されています。
また、大半のひだ号は途中の高山駅までの運行となっています。
富山駅まで足を延ばすひだ号は4往復のみです。
また、名古屋発着のひだ号は途中の岐阜駅で方向転換を行います。
使用車両
HC85系
JR東海が開発した最新型のハイブリッド式車両です。
基本的にはディーゼルエンジンで走行しますが、制動時の回生発電により蓄電した電気を再利用できるなど、環境に配慮した走行システムが導入されています。
車両編成
普通車自由席:設定あり
普通車指定席:設定あり
グリーン車:一部列車に設定あり
詳しい号車や両数は以下のリンク(外部サイト)を確認してください。
車内サービス
フリーWi-Fi
すべての車両でフリーWi-Fiが利用可能です。
車内紹介
外装
正面
現代的なデザインと柔らかさを感じる丸みを帯びた車体です。
側面
側面はJR東海のコーポレートカラーであるオレンジの帯が入っており、ハイブリッドロゴも特徴的です。
行き先表示器
多色対応のデジタル式行き先表示器が装備されています。
内装
普通車車内
車内全景
普通車は2+2、4列の配列です。全体として明るめの車内となっています。
座席
N700S系の普通車の座席とほぼ同じ座席だと思います。
確証はないですが、細かな仕様変更やモケットはありますが、同じ東海の車両なのでベースは同じでしょう。
日ごろから東海道新幹線に乗りなれている方には慣れた座り心地だと思います。
N700Sの普通車の座席はこちら▼
コンセント
普通車でも、全ての座席にコンセントが設置されています。
リクライニング
リクライニングはレバーを引くことで作動します。
角度は普通です。
テーブル
テーブルは背面テーブルのみ装備されています。
背面テーブルは標準的なサイズで、弁当を広げたりタブレットで映画観賞したりするには最適です。
最前列は、前に座席がないため、壁に固定された最前列用のテーブルを使用することになります。
背面ポケット
雑誌や観光マップなどを入れておけるポケットが、座席背面に設置されています。
フック
お土産袋などをかけておけるフックが数か所設置されています。
枕カバー
枕カバーは布製です。
アームレスト
中央のアームレストは折り畳みが可能です。
カーテン
カーテンは横にスライドさせるタイプです。
窓
もともとJR東海の特急には「ワイドビュー」という愛称がついていたこともあり、その後継車両であるHC85系も窓は大きく、高山本線の雄大な自然を楽しむことが可能となっています。
窓際
窓際にはちょっとしたものを置いておけます。
取っ手
グループ向けに座席を向かい合わせにするために座席を回転させる際、重宝する持ち手には座席番号が表示されています。
棚
座席上部の棚は一般的なサイズです。
スーツケースも余裕で置いておけます。
あまりに大きな荷物は、荷物置き場(後述)に置いておくと良いでしょう。
座席番号
棚の裏面には座席番号が記載されています。
情報表示液晶
N700S系のような「ディスプレイ」が客室両端に設置されています。
停車駅やバッテリーの状況などを表示してくれます。
その他の設備
トイレ
多機能トイレや男性専用トイレが設置されています。
洗面台
洗面台は三面鏡仕様です。身だしなみも整えやすいでしょう。
デッキの芸術作品
沿線の伝統工芸などが展示されています。
どこかJR九州味を感じる演出です。
荷物置き場
前述の荷物置き場です。鍵をかけることはできないので、貴重品は置かないようにしましょう。
ゴミ箱
ゴミはゴミ箱に入れましょう。
AED・消火器など
最近の車両らしく、非常用の設備は万全です。
消火器、車内通報装置はもちろん、AED、非常灯も装備されています。
最後に
今回はJR東海の特急「ひだ号」を紹介しました。
新しい車両はテンションが上がりますし、何より快適に移動できます。
隣の芝生は青く見えますが、実は自分の芝生も結構青かったりします。
あなたがもし飛騨高山の魅力に気付いたのであれば、今すぐひだ号で大自然と日本の伝統工芸を味わうべきでしょう。
その際は、この記事をもう一度読み返して予習しておくと、実際に乗車するときに便利ですよ。
最後までご覧下さりありがとうございました。