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JR九州管内における収益化を目的とした個人による撮影の禁止について
JR九州は、営利目的の個人による写真撮影の一切を認めていません。
https://faq-jrkyushu-custhelp.my.site.com/faq/s/article/000001418
「みずほ・さくら」は、JR西日本とJR九州の運行ではありますが、JR西日本の管内でJR西日本所属の車両を撮影することに関しては黙認されていると理解しています。
今回、当ブログでは「新大阪~岡山」駅間においてみずほ号に乗車して写真の撮影を行い、撮影対象は、「JR西日本所属のS1編成」でした。
そのため、収益化を行っている当ブログでの記事執筆は問題ないものとして公開を行っております。
なお、写真を撮影する際は、混雑時は撮影を行わず、肖像権に最大限配慮して取材を行っております。
詳しくは以下のポリシーを御覧ください。
aboutみずほ号・さくら号
みずほ号、新幹線さくら号は、JR西日本・JR九州が運行する新幹線列車です。
関西と博多以南の九州を乗り換え無しで結ぶこの列車は、2011年の九州新幹線全線開業時に運行開始しました。
従来、関西と九州の移動需要は飛行機が優勢でしたが、みずほ号、さくら号の運行開始により、若干のシェアを獲得するに至りました。
みずほ号は最速達列車として、途中停車駅をかなり絞っており、新大阪~鹿児島中央を最速3時間42分で結びます。
みずほ号よりも停車駅を増やした列車がさくら号です。九州新幹線内では、各駅停車の「つばめ」の補完としても活躍しています。
今回は、そんな「みずほ・さくら」をたくさんの写真と図で解説します!
みずほ号・さくら号の運行区間・停車駅
図は全てタップすると拡大表示に切り替わります!
みずほ号の運行区間・停車駅
()内の駅には一部列車が停車
みずほ号・さくら号車両編成
みずほ号・8両編成のさくら号
6両編成のさくら号
みずほ号・さくら号の使用車両
N700系(7000番台・8000番台)
JR西日本とJR東海が共同で開発したN700系車両を、勾配の多い九州新幹線に合わせて全車両にモーターを搭載し(ノーマルのN700系は両端の車両がモーターなし)、普通車指定席は「ひかりレールスター」を受け継いで2+2のゆったりとした配列にするなどのカスタマイズを施し、需要に合わせて8両編成となっています。
JR西日本所属の車両が7000番台、JR九州所属の車両が8000番台です。
両番台に差はほとんどなく、車内放送のチャイムが異なる程度です。このあたりは、N700系(ノーマル)と似ていますね。
車体側面にはJR西日本とJR九州の文字が記されていて、お互いが手を携えるデザインとなっています。
800系
ごく少数のさくら号は、九州新幹線内で基本的に各駅停車「つばめ号」を担当する800系新幹線で運行されています。この場合、グリーン車の連結はなく、6両編成での運行となります。
特急券はインターネット予約で!(案件ではありません)
JR西日本では予約サイト「e5489」を利用して窓口に並ばずに新幹線特急券を購入することが可能になっています。
スマートフォンアプリ「WESTER」をインストールするとe5489に簡単アクセス!
「e5489」では、コンビニでの現金払いも可能です!
「e5489」では、特急券の他にも、企画乗車券等も購入可能です。
みずほ号・さくら号の予約の他、在来線特急の予約などにぜひご利用ください!
みずほ号・さくら号のFree Wi-Fi
車内では座席の種類にかかわらずFree Wi-Fiが利用可能です。
みずほ号・さくら号の車内紹介
普通車(指定席・自由席)車内
車内全景
2列+2列の座席配置です。新幹線の普通車指定席では、4列は少数派です。ミニ新幹線では、車体の幅の関係で、4列にせざるを得ませんが、通常のサイズの新幹線では、みずほ号・さくら号の他にはJR九州の新幹線車両(800系・西九州新幹線のN700S系)と、JR西日本の一部車両(500系の一部号車・ひかりレールスターの一部号車)にのみ導入されている配列なのです。
非常にゆったりとしています。
座席
グリーン車と見間違えそうな座席です。
見た目からしてゆったりしていますが、事実、めちゃくちゃゆったりしています。
しかし、グリーン車に及ぶかといえば、それは別の話で、機能や構造できちんと差別化がなされています。
コンセント
窓側の座席及び最前列の座席にコンセントが設置されています。
電圧が変化する可能性がありますのでその点に関してはご注意ください。
リクライニング
リクライニング・座面スライドは肘掛け側面のボタンを押すことで無段階に調整可能です。
ベストポジションを見つけましょう!
テーブル
全席に背面テーブルが設置されています。仕事をしたり、食事をしたり、活用方法は様々です。
最前列は前に座席がないことから、壁に固定されたテーブルを使用します。
枕カバー
枕カバーは白の布です。
背面ポケット
雑誌や新聞などを入れておけるポケットが設置されています。
フック
お土産袋を掛けておけるフックが壁に取り付けられています。
ドリンクホルダー
ペットボトルの飲料などを入れておけます。
物によっては入らない可能性もあります。
アームレスト(肘掛け)
中央のアームレストは座席に似合う大きめのもので、跳ね上げが可能です。
足元
身長178の筆者でも足を伸ばせる座席間隔です。
カーテン
カーテンは上から引き下ろすタイプのものです。高さは無段階で調整可能です。
窓際
窓際には特急券やペットボトル・缶などが置いておけます。
自由席の場合、もしくはその他諸々の事情がある際は検札があります。
窓
窓は新幹線サイズです。開放的ではありませんが、景色は楽しめます。
棚
座席上部の棚には少し大きめの荷物も置いておけます。
忘れ物に注意しましょう。
特大荷物スペース(指定席)
指定席の最後列座席の後ろは特大荷物スペース(要予約)となっています。
所定のサイズを超えた荷物は「特大荷物」として扱われ、新幹線に持ち込む場合は「特大荷物スペース付き座席(追加料金不要)」の予約が必要です。
予約せずに特大荷物を持ち込んだ場合は手数料1000円が徴収されますのでご注意ください。
新幹線への「特大荷物」の持ち込みについて:JRおでかけネット
座席番号
座席番号は棚の裏面に記載されています。指定席の場合は手元の特急券と照らしわせて間違いのないように着席しましょう。
エアコン風量調節
若干の風量調節が可能です。もっとも、個人が使用するものかどうかは定かではありません。
情報表示液晶
停車駅などの情報を表示する液晶が設置されています。
トイレ利用状況ランプ
客室からでもトイレの空き具合がわかるランプが設置されています。
みずほ号・さくら号のその他設備
トイレ
新幹線ですので、当然ですがトイレが設置されています。
洗面台
洗面台は洗練されたデザインです。
パウダールーム
洗面台とは別にパウダールームが設置されています。大型の鏡が備え付けられています。
自動販売機(3号車)
自動販売機は3号車に設置されています。7号車の自動販売機は廃止となりました。
ごみ箱
ごみはごみ箱に入れましょう。
多目的室
多目的室は急病人・気分がすぐれないの方の看護等に使用されます。利用したい場合は乗務員の方に申し出ましょう。
喫煙室(廃止)
喫煙室は廃止されました。全車両禁煙車ですので、車内では一切喫煙できなくなりました。
公衆電話(廃止)
車内で公衆電話が利用できましたが、現在は廃止されています。
みずほ号・さくら号のまとめ!
今回は山陽・九州新幹線の「みずほ号・さくら号」を紹介しました。
木のぬくもりを感じられる内装に、快適な2+2の配列の普通車指定席と、非常に完成度の高い列車となっています。
総合力で高得点をとっていくスタイルです。
しかしながら、喫煙室の廃止、自動販売機の削減、車内販売の廃止、公衆電話の廃止等、サービスの終了や削減が数多く感じられた列車でもありました。もっとも、これは「みずほ号・さくら号」だけではなく、新幹線全体に言えることなのですが。
経費削減等の効率化も株式会社として致し方ないところもあるでしょうが、新幹線が単なる味気ない輸送車両とならないように望みます。
参考文献・権利・ポリシー
- JTB小さな時刻表(2024年春号)
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山陽・九州新幹線 みずほ・さくら・ひかり・こだま・つばめ:JRおでかけネット
(2024年5月22日アクセス)
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