交通解説ブログ uwemaの日記 

うめきた新駅に今更行ってきた話(うめきた新駅地下ホーム紹介)

aboutうめきた新駅

うめきた新駅は、大阪駅の北側に2023年に開業した大阪駅のエリアです。時刻表では「大阪駅」と表示されます。

かつて、大阪駅付近の配線の関係で、京都・滋賀方面と関西空港・和歌山方面を結ぶ特急列車は大阪駅に停車することができませんでした。そのため、大阪駅に向かう該当特急の乗客は大阪駅から少し離れた西九条駅新大阪駅普通列車に乗り換えを強いられていました。

そこで、大阪駅付近を通る既存の貨物線の線路を少し大阪駅寄りに移設、地下化してホームを新設し、そこに特急列車を停車できるようにしました。これがうめきた新駅です。

なお、このうめきた新駅には先述の特急列車だけでなく、大阪の東側を通る「おおさか東線」の列車も乗り入れています。

また、このうめきた新駅は、2031年に開業する「なにわ筋」の終点・分岐点として機能する予定であり、南海電鉄の列車も今後乗り入れる予定です。

 

うめきた新駅の特徴

大阪・梅田は大阪の代表的な玄関口の一つであり、日本を訪れる外国人の方々も行き交う場所です。うめきた新駅は、そんな場所にふさわしい、最先端の技術を取り入れたエリアになっています。

 

訪問記

同じ駅とはいえ、うめきた新駅は、既存の大阪駅から少し離れた場所にあります。

大屋根が特徴的な大阪駅ホーム(3~10番乗りば)の先端に連絡通路が口を開けています

下に降りると、こんな感じに広い空間が出現します。

案内はわかりやすいので、迷うことはありません。問題は、ここにたどり着くまでに迷うという点です。「ホームの端っこ」とおぼえておきましょう。

うめきた新駅に停車する列車が表示されています。

ここから更にエスカレーターを下ります。

下った先にホームがあるわけではなく、また空間が姿を表し、エスカレーターで上がります。

そんなこんなでようやく到着。

ホームはこのフロアの下にあります。何回上り下りすんねん。

エスカレーターもなんか間接照明的なもので青っぽくなっています。

ホームに到着しました。

うめきた新駅の最大の見どころは、どんな列車のドア位置にも対応する新型のフルスクリーンホームドアでしょう。4箇所ある乗り場の1箇所に設置されています。

今までのホームドアは、開閉可能な場所が固定されており、対応する車両のみしか使用できませんでしたが、この新しく設置されたやつは、すべての壁が自在に動くようになっており、様々な車両に対応できるというわけです。

 

「はるか43号」の場合、上の「はるか43号」と書かれた場所にドアが開くようになっています。

 

正面のディスプレイには、次に到着する列車の情報が詳細に表示されています。

 

圧巻

こんな感じで、列車が到着する際はめっちゃ注意喚起されます。

はるか

列車の写真は撮りにくいですが、安全の為なら仕方ないでしょう。

銀河も入線するんですね

コンコースに戻りましょう。

奥に何やら異質なものがあります。

顔認証改札です。デザインがSF映画そのものなんよ。

投影してるんですね。

 

ところで勘のいいみなさんならお気づきだと思うんですが、これ、一応ICカードでも通れます。顔認証登録してる人なんてほぼ居ないでしょうから、こうして汎用性を持たせることは無用の長物となることを回避する素晴らしいアイデアです。

全部ディスプレイ

広告もディスプレイ。逆にアナログのものを探すことが難しくなりました

これも案内の機械なんですが、めっちゃデザインがすごい。

もうすごすぎて圧倒されます。

 

最後に

今回は直近に開業したうめきた新駅について紹介しました。近未来的なデザインはさることながら、安全を何よりのモットーとするJR西らしく、フルスクリーンホームドアを設置するなど、安全面・機能面においても日本を代表する駅に仕上がっています。みなさんもぜひご利用ください。

 

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