交通解説ブログ uwemaの日記

JR東日本の取材自粛に関するポリシー

電車内での撮影を活用した収益化に対して、JR東日本が禁止する旨の声明を発表しました。これを受けて、「uwemaの日記」及びその関連SNSの対応を発表します。

JR東日本の声明

JR東日本の声明

 

https://www.bengo4.com/c_1009/n_16743/より

——電車内や駅構内の撮影・配信のルールを教えてください。このルールはYouTuberの活動を規制するものでしょうか

 

個人的な趣味等での撮影に関しては、安全上の問題があり、ほかのお客さまのご迷惑になると判断される場合は、撮影をやめていただくようお願いしております。

配信は、当社が行うものでもないため社内でルールは定めておりませんが、収益性のある動画共有サイトへの投稿など個人の営利活動における弊社保有施設内での各種撮影はご遠慮いただいております。

これは、私人逮捕系Youtuberによる駅構内での危険な撮影に対して、「弁護士ドットコム」からの問い合わせに対するJR東日本の公式回答です。

この声明は11月10日の「弁護士ドットコム」の記事に掲載されました。

しかしながら、JR東日本の公式HPにも前述の声明が掲載されており、いつごろから禁止されたのかは判然としないものの、少なくともこの11月10日以降は、JR東日本管内で収益化を目的とした写真撮影は禁止されていると理解しています。

現在公開しているJR東日本管内で撮影した記事について

現状、JR東日本管内で撮影した記事は以下の通りと把握しています。

uwema-blog.com

いわき駅構内・E657系車内)

uwema-blog.com

立川駅構内・塩尻駅構内・E353系車内)

uwema-blog.com

(仙台駅構内・原ノ町駅構内・双葉駅構内・富岡駅構内・いわき駅構内・701系車内・E531系車内)

uwema-blog.com

(双葉駅構内)

uwema-blog.com

塩尻駅構内)

 

以上4つの記事は取材日時が「2023年10月」であり、先の声明の直前です。そのため現時点で記事を削除する方針ではありません。

しかし、JR東日本から異議申し立てを受けた場合即刻削除いたします。

 

なお、記事に用いた写真はプライバシーに配慮し、モザイク加工等によって肖像権を保護しています。

また、列車の安全運行の妨げとなる撮影は一切行っておりません。

公開予定のJR東日本構内で撮影した記事について

JR東日本は、収益化していないコンテンツは禁止していません。

しかしながら、当ブログの構造上、広告が記事を問わず挿入される仕組みになっています。

広告の数を減らすことはできても、完全に非収益化は行えません。

故に、昨今の社会事情を勘案し、公開予定だった1本の記事を永久に非公開といたします。

記事題名「東日本取材旅行3日目:常磐線いわき~東京乗車記(仮)」

今後のJR東日本管内での取材・JR東日本の車両の撮影について

今後、当ブログが完全に非収益化を行わない限り、JR東日本管内での取材は自粛します。

撮影を自粛する対象

撮影を自粛する対象(タップすると拡大表示)

基本的にJR東日本に関連するものの撮影を自粛しますが、相互乗り入れ等によってJR東日本の車両が他社に乗り入れたり、他社の車両がJR東日本に乗り入れる場合があります。

  • JR東日本は、「弊社保有施設」での収益化を目的とした撮影を禁止しているため、例えばJR東海の管内で撮影を行っていても、取材の対象が「JR東日本保有の車両」であれば撮影を自粛します。
  • 同じように、他社の車両であってもJR東日本の管内での撮影は自粛します。
  • また、新幹線「E7系W7系」「E5系・H5系」のようにほとんど同じ内装・外観ながら所有者が異なる形式の場合、JR東日本保有車両は撮影しませんが、他社保有の車両、他社管内にて取材を行ったうえで記事にする場合があります。
  • 他社の車両とJR東日本の車両が連結して運行されている列車の場合、すべてをJR東日本の車両とみなして撮影を自粛します。
  • JR東日本と他社の境界駅(上越妙高駅新青森駅塩尻駅等)での撮影に関しては、その駅の管理をどの会社が行っているかによって撮影の可否を決定します。例えば、塩尻駅JR東日本が管理をしていますので、塩尻駅での撮影は今後自粛します。

最後に

現在、YouTube等の動画投稿サイトを閲覧していると、声明が発表された後も多数の法人*1ではない個人のYouTuberがJR東日本の管内で撮影を行っており、収益化も行っていると思われます。

実際のところ、このルールはあくまでも迷惑客に対して行動阻止の根拠を提示するための規則としての存在感が大きく、実際にこれを基にして行動している方も少ないと思われます。

JR東日本としてもYESかNOの質問に対して、「良いですよ」とは言えないでしょう。

だからこそ公式回答としてこのような声明となったのだと思われます。

しかしながら禁止されているものは禁止されているものであり、管理人としても今後JR東日本関連の撮影を継続しても、万が一削除となれば損失を被ることになります。

そして、なにより鉄道の一番の使命は安全輸送ですし、一番大切なお客様は一番乗りで写真を撮影するお客ではなく、鉄道を輸送手段と考えているお客様でしょうから、内心かなりショックではありますがこのような判断といたしました。

この判断が後々吉となることを祈っています。

*1:法人であれば許可を取ったうえで撮影が少なからず可能