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aboutはまかぜ
この特急は大阪と鳥取を結ぶ列車ですが、大阪~鳥取の列車移動は専ら智頭線経由の特急「スーパーはくと」が利用されています。
ではなぜこの「はまかぜ」が運行されているのでしょうか。
実はこの特急はまかぜ、大阪から鳥取の移動ではなく、大阪と山陰を播但線・山陰本線経由で結ぶことを目的としている列車なのです。
そのためはまかぜ3往復のうち、2往復は大阪~鳥取ではなく、途中の浜坂駅・城崎温泉駅・豊岡駅まで(から)の運行となっています。
播但線や山陰本線の城崎温泉~鳥取間は「はまかぜ」が唯一の特急列車なのです。
そんな沿線には、天空の城として名高い竹田城やカニで著名な香住などの魅力あふれる地域や観光スポットが数多くあります。
今回はそんな隠れた魅力あふれる特急列車であるはまかぜ号の車内を中心に、徹底解説していきます。
運行区間
大阪~鳥取(大阪~浜坂)
使用車両
車両編成
両数:3両編成もしくは6両編成
普通車自由席:なし
普通車指定席:1~3号車もしくは1~6号車
グリーン車:なし
※基本は三両編成ですが、日によっては2編成連結された6両編成での運行も行われます。
詳しくはこちら▼を御覧ください。
座席の方向転換(姫路駅)
特急はまかぜは、途中の姫路駅で方向が変わります。
そのため、座席の方向転換を推奨します。
座席の転換方法を説明します。
座席の側面下部にペダルがあります。
このペダルを踏み込むとロックが解除されて転換が可能な状態になります。
踏み込んだまま少し動かしてあげましょう。少し動かせばペダルから足を離しても構いません。
動かす際には座席上部の持ち手を使うと便利です。
そのまま回転させて、固定されるまできっちり回し込みましょう。
このときに固定ができていないとリクライニング角度が固定されませんので、ガチャっと音が鳴るまで回しましょう。
確認としてリクライニングを試しに作動させてみるのも良いかもしれません。
車内サービス
フリーWi-Fiなし
Free Wi-Fiは利用できません。
自動販売機
自動販売機は設置されていません。
車内紹介
外装
正面
銀色のボディに紅白の帯が特徴的な車両です。
側面
行き先表示器
多色対応のデジタル式行き先表示器が側面に設置されています。
内装
普通車車内
車内全景
在来線特急列車では一般的な2+2列で座席が並びます。
座席
赤色のモケットをまとった座席は、「サンダーバード」や「きのさき」、「くろしお」の座席とよく似た座席です。
大きな背もたれが特徴的です。
コンセント
最前列の座席にコンセントが設置されています。全席に設置されているわけではないのでご注意ください。
テーブル
弁当を広げたりPCで作業をする際に大活躍の背面テーブルを始め、小物をおいておけるミニテーブルが肘掛けの側面に格納されています。
また、最前列の座席は壁に備え付けられた背面テーブルを利用することになります。
リクライニング
リクライニング角度はやや深めで、ベストな角度が見つかるでしょう。
背もたれも大きいので安心してくつろぐことができます。
背面ポケット
雑誌などを入れておけるポケットが全席背面に設置されています。
フック
お土産袋などをかけておくことができます。
枕カバー
枕カバーは合皮製です。
アームレスト
アームレスト(肘掛け)は折りたたみが可能です。
窓
窓は在来線ならではの大型で、景色を楽しむことができます。
窓際
窓際にも飲料などを置いておけます。
カーテン
横にスライドさせるタイプのカーテンが装備されています。
棚
座席上部の棚は一般的なものですが、やや高さが低めに取り付けられていますので、特に窓側の座席を利用される方は立ち上がる際は十分注意してください。
座席番号
棚の裏面には座席番号が記載されています。
特急はまかぜは全席指定席なので、券面の座席番号をよく確かめて乗車しましょう。
情報表示液晶・トイレランプ
客室両端には、停車駅や沿線情報などを表示する液晶、トイレの利用状況を知らせてくれるランプが設置されています。
その他の設備
トイレ
特急列車ですので、トイレはもちろん設置されています。
洗面台
洗面台自体は一般的なものですが、カーテンを用いて仕切りを作ることも可能な構造となっています。
ゴミ箱
ごみはごみ箱に捨てましょう。
防犯カメラ
防犯カメラが設置されています。
最後に
今回はJR西日本の在来線特急、「はまかぜ号」を紹介しました。
スーパーはくとやサンダーバードなどと比較すると知名度の低い特急ではありますが、他の特急とは相容れない路線経由ですので、重宝する列車でもあります。