aboutトヨタ産業技術記念館
トヨタ産業技術記念館は、1994年に開館した、トヨタの歴史を知ることができる博物館です。
今でこそトヨタは自動車の会社ですが、その昔は紡績の会社であり、その時代の展示も含めた、「自動車だけじゃない」博物館です。
この博物館の建物は、1911年に紡績の研究をするために作られた「豊田自動織布工場」がそのまま使われています。同工場は戦後名前を変え、1980年代まで、「栄生工場」として、実際にシートクッションを製造していました。
臨場感あふれる建物の中で歴史を学ぶことができるのです。
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開館時間・開館日
開館時間
9:30~17:00(最終入場16:30)
休館日
月曜日(月曜日が休日の場合、その翌日が休館日)・年末年始
詳細は以下も合わせて御覧ください。
https://www.tcmit.org/visit/openinghour/
入場料
区分 | 大人 | 中高生 | 小学生 | |
65歳以上 | ||||
一般 | 500円 | 300円 | 300円 | 200円 |
団体(30名以上) | 400円 | 240円 | 240円 | 160円 |
学校行事(引率の先生は無料) | 250円 | ― | 無料 | 無料 |
年間パス(記名本人のみ有効) | 1,200円 | 700円 | 700円 | 500円 |
(同館公式HPより)
こちらも御覧ください。 https://www.tcmit.org/visit/admission
アクセス
最寄り駅は名鉄「栄生駅」ですが、名古屋周回バス「メーグル」の停留所にも選ばれており、様々なアクセス方法があります。
詳細は、 https://www.tcmit.org/visit/access/もご覧ください。
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館内紹介
チケットを購入。中に入ります。
博物館にしてはリーズナブルです。
館内に入るとすぐに巨大な機械が目に飛び込んできました。
中に入ると、まずは紡績からスタートです。
綿花が有りました。この綿から糸を作ろうと考えた人は間違いなく天才です。
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豊田が開発した自動織機。
様々な材料の展示。決して綿だけではない。
工場だっただけあり、とても開放的な建物です。
水車を使った紡績。本物の水が使われていました。
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そして時代は進みます。
ふとんみたいだなぁと思ったら、そりゃ布団は綿で出来てるから当然でした。
最新の機械。めっちゃハイテク。
機械の実演も有りました。
エアバッグの展示。だんだん自動車的になっていきます。
そして自動車部品へ。
鋳造の機械です。
実演も有りました。時間が決まっているので、どうせならそれに合わせて訪れたいですね。
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自動車の館に入る前にちょっとした展示が有りました。
むかしこのロボットたちがコンサートを開いたそうです。平成初期の未来感があって良いですね。
通路を通って自動車の展示へ。
まずは歴史です。
先人がいかに苦労して今の技術を作り上げたかがよくわかります。
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自動車会社として創業した初期のポスター。国産の車を生産することは安全保障の面から見ても非常に重要なことでした。
戦時中の混乱をいかに乗り越えたかも解説されています。
終戦後、自動車製造業はGHQから厳しい監視を受け、生産台数が厳しく制限される事態となりました。
占領初期のGHQからの政策としては、「とにかく日本を貧しく」だったわけです。日本が再び自分たちに刃を向けることがないように、国力を抑えようとしたわけです。
その後、中国大陸・朝鮮半島北部が共産化し、「赤の脅威」が現実味を帯びてくると、GHQは占領政策を一変させ、日本を反共の防波堤として豊かな資本主義国へと後押ししたのでした。
当時かなり需要のあったトラック。
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壁には、高度成長期の自動車開発秘話がわかりやすく掲載されています。著作権分からなかったので写真は載せていません。
様々なポスター。
時代の要請に応じて、安全性も追加するようになりました。
そして時代は環境を意識するようになり、世界初のHV車「プリウス」を開発します。
そしてゼロエミッションへ。
トヨタがいかに時代の流れを上手く掴んでいたかがわかります。
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高速試験走行レーンの模型。競輪並みに傾いています。
実車が展示されています。
ガソリン車とHV車と電気自動車のいいとこ取りである「PHV」。電気だけの走行もOK。ガソリンで走行してもOK。外部に給電することだって可能です。
セルシオです。
実車の奥には、実際の自動車組み立て風景が再現されています。
歴史を知ると、今の組立方法がどれだけ効率的で、革新的なものであるかを知ることができます。
最後の見送りも、車らしい表示でした。これで見学ルートは終了です。
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最後に
この博物館を訪れた感想としては、外国人の方が多いなと言う感じです。訪日外国人の方がわざわざこの博物館を選ばれていることに、トヨタの偉大さを感じることができます。紡績業から自動車産業へ、なかなかのチャレンジをしたトヨタの情熱は、未だ消えるどころか逆に大きくなっています。名古屋駅からも近い場所にあるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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